2018年1月6日(土)、新さっぽろのホテルエミシア札幌で1月6日(土)に開催した清田区新年交礼会(清田区町内会連合会連絡協議会主催)で、主催者挨拶に立った牧野晃清田地区町内会連合会会長(地下鉄東豊線建設促進期成会連合会会長)は「地下鉄延伸は清田区民にとって譲れない一線」と、地下鉄延伸問題を重点を置いた挨拶を行いました。

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 皆さん、明けましておめでとうございます。

 皆様方には健やかに新しい年を迎えられ、心よりお慶びを申し上げます。

 本日は何かとご多忙のところ、秋元札幌市長様をはじめ岸副市長様、高橋清田区長様、そして国会議員、道議会議員、市議会議員の先生方など、多くのご来賓の方々のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本年も変わらぬご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

 昨年は、清田区創立20周年であり、第20回清田ふれあい区民まつりを皮切りに、20周年と銘打った記念行事を実施し、区民挙げてお祝い致しました。時の流れを実感した次第です。

 さて、分区以来20年、私たち清田のまちづくりの課題は、大きく2つあります。

 その一つは、超高齢社会において、地域として今後どのような方策が必要かという課題です。

 WHO世界保健機構では、高齢化率21%を超えた社会を超高齢社会と定義しております。若い街と言われた清田区の高齢化率は既に26.9%に達し、全市で4番目の超高齢社会です。

 区内では、高齢化率35%を超える町内会も多く存在しており、各町内会では、「お互いに支え合うまちづくり」を目標に、一人暮らしの高齢者を日常的に見守り、「孤立死」を出さない活動や大災害時の避難支援活動、子育て支援活動などを重点に、精力的に取り組んでいるところです。

 二つは、清田区民が熱望しているインフラ整備です。

 その1点は、清田区民の悲願である地下鉄東豊線福住から清田までの延伸であります。

 私どもは毎年、時の市長にお会いし、区民の声として速やかな延伸を要請して参りました。

 本日ご出席の秋元市長は、そのお話の中で、冬季オリンピックを招致し、札幌ドームとそれに続く用地に選手村、報道関係施設、ナショナルトレーニングセンターなど、オリンピック関係施設を建設し、その交通手段として、地下鉄の清田までの延伸を検討すると述べられておりました。

 ところが、昨年暮れの報道では、札幌市は選手村の候補地を「札幌ドーム隣接地から真駒内に変更する」ということであります。

 また、プロ野球日本ハムのボールパーク候補地も、市は「真駒内」を提案しており、地下鉄延伸には不利な状況ばかりです。

 ドーム周辺の活性化とそれに関連する地下鉄延伸は、清田区民にとって譲れない一線です。清田区全体で地下鉄延伸の機運を一層盛り上げて参りましょう。

 インフラの2点目は、安心・安全なまちづくりの要であります「清田警察署」設置の課題です。

 市内10区の中で警察署がないのは、清田だけです。道では、警察署の整理・統合を進めており、今すぐの新設は、かなり難しいと伺っております。しかしながら、近年、清田区内においても凶悪犯罪が少なからず発生しており、清田警察署の設置は喫緊の課題です。

 私たちが目指すまちづくりの課題は、地域福祉、即ち「誰もが住み慣れた地域で、安心して暮らせるまちづくり」であり、併せて、地下鉄の清田までの延伸と清田警察署の建設などのインフラ整備であります。

 皆様方のご理解とお力添えを切にお願いする次第であります。