【2026年2月21日】世界でもまれな豪雪大都市・札幌の冬を支える2大基盤 「除排雪システム」と「地下鉄」 しかし清田区には地下鉄がない!

札幌市の道路排雪作業
世界一の豪雪大都市・札幌の冬の生活と経済活動を支えているのは、まぎれもなく「高度に組織化された除排雪システム」と「大雪でも平常運行を続ける地下鉄」の存在です。
しかし、清田区には地下鉄が来ていません。札幌の冬の暮らしに絶対不可欠な地下鉄を清田区にも延ばしてください!
札幌は1月25日に災害級の大雪に見舞われ一時、JRやバスの多くが運休、道路はマヒ状態になりました。
札幌市は急きょ、パートナーシップ排雪を中止し、スピード重視で市が全額負担する「生活道路の緊急排雪」に踏み切りました。
市の除排雪には、市および各区の除雪担当部署と除雪業者が長年の努力で創り上げたもので、この「高度に組織化された除排雪システムにより、世界でもまれな豪雪大都市・札幌の冬の都市機能は維持できているのではないでしょうか。
大雪の後、「さっぽろ雪まつり」もありましたが、大きな混乱もなく終えることが出来ました。市民はこれが当たり前と思っているかもしれませんが、札幌市が築き上げた「除排雪システム」は大したものだと思います。
札幌は年間降雪量が5m近くに達し、世界の大都市の中で断トツに降雪量が多い都市です。あるデータによると、ニューヨークの年間降雪量は65~75㎝、ロンドンは5~10㎝、ストックホルムは70~80㎝、モスクワ150~200㎝、北京は5~10㎝程度だそうです。札幌がいかに豪雪都市かが分かります。
そのほかの都市との比較は、下の図をご覧ください。やはり札幌の降雪量は断トツです。
そんな札幌の冬を支えているのが札幌市の除排雪システムです。市が除排雪する道路(市道と道道)の総延長は約3800㎞、これに開発局が除雪する国道が120~150㎞あり、計4000㎞近い除雪を、市民の暮らしや経済活動が支障ないように毎日実施しているのです。
使用するブルドーザーやロータリー除雪車ダンプカーなどの重機は2500台~3000台とも言われ、年によっては4000台超になるとみ言われています。

歩道も歩きやすいように除雪
各区には市から委託された業者による除雪センターが設置され、降雪があれば夜中に除雪車が一斉に出動し、翌日の朝には生活道路や歩道まで除雪が完了するという体制になっています。
さらに、札幌市は雪堆積場を市内81か所(令和7年度)に開設。次々と道路の排雪を行い、ダンプカーで雪堆積場に運搬するというシステムが稼働するのです。
考えてみれば、これはすごいことではないでしょうか。NHKの「プロジェクトX」で取り上げてもいいような壮大なドラマが冬の間、繰り広げられているのです。

雪堆積場
札幌市も昔はこんな見事な除雪システムはありませんでした。1972年(昭和47年)の札幌オリンピックを契機に、除雪機の大量導入など雪対策の近代化に取り組み、長年かけて今のような「高度に組織化された除排雪システム」を構築したとのことです。半世紀かかって築いた「知恵と経験の結晶」と言われるゆえんです。
しかし、除排雪システムだけでは札幌の冬の都市機能は機能しません。それを支えるもう一つの基盤は、なんといっても市営地下鉄の存在です。
今年1月25日の大雪では、JRやバスが次々と運休、高速道路も広範囲で通行止めになりましたが、市営地下鉄は平常通りの運航を継続し、札幌市の都市機能を支えました。
大雪時は、当然ながら地下鉄の乗降客は増えました。地下鉄は、豪雪大都市・札幌の市民生活になくてはならない交通インフラなのです。
1月25日の大雪で、清田区内においては、中央バスは午後から運休になる路線が相次ぎ、夜には全面運休となり、清田区内ではバスが1台も走らなくなりました。朝のうちバスで出かけた区民で、夜に帰ろうとした人はどうしたのでしょうか。福住駅あるいは大谷地駅から足元の悪い中、寒さに震えながら長い距離、家まで歩いたのでしょうか。
札幌市が除排雪業者とともに築き上げた「除排雪システム」と、市内各区に伸びる「地下鉄」。これが豪雪大都市・札幌の冬の暮らしと経済を支えているのは紛れもない事実でしょう。
この2つのシステムが冬の札幌には絶対不可欠です。清田区に地下鉄がないのはあまりに理不尽です!
