地下鉄東豊線建設促進期成会連合会(会長:牧野晃清田地区町内会連合会顧問)は11月11日(月)、秋元克広札幌市長に清田区まで地下鉄延伸を求める要望書を提出し、重ねて地下鉄の延伸を強く要望しました。
要望書には長年の地域住民の思いが詰まっています。ここに要望書の全文を公開します。
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令和6年11月11日
札幌市長 秋元 克広 様
地下鉄東豊線建設促進期成会連合会
会長 牧野 晃
地下鉄東豊線の清田区への延伸について(要望)
①地下鉄東豊線を清田区まで延伸し、清田方面の交通利便性を高めてください。
②イオン札幌清田店等が立地する清田地区に、地下鉄清田駅と清田バスターミナルを設置し、清田区にまちづくりの核をつくってください。
③北海道農業研究センターの土地(国道36号線と羊ケ丘通の間のエリア)を取得し、そこにアリーナ施設やGX・ラピダス関係施設等の土地活用を検討し、その大動脈として国道36号線下に地下鉄東豊線を延ばすことを計画してください。
以上の要望について、以下、5つの観点から説明させていただきます。
【1】 地下鉄は長年の切実な願い
冬が近くなり、また雪の季節がやって来ます。近年は異常気象のせいで、夏の集中豪雨、冬の大雪の被害が昔よりはるかに大きく且つ頻繁になっています。
2022年の札幌を襲った大雪では、清田区内のバス路線はほぼ全面運休となり、地域によっては何日もバスが来ず、陸の孤島と化しました。こうした中でも札幌市営地下鉄は通常運行していました。「ああ、地下鉄が近くを走っている市民はいいなあ」と、大雪に埋もれた酷寒の道を何キロも歩いた清田区民は、恨めしく思ったものです。
世界有数の豪雪地帯の大都市、札幌では地下鉄は生活に欠かせない基本的なライフラインです。ライフラインは何区に住んでいようと、平等でなければならないと思います。
秋元市長も「札幌は積雪寒冷地なので、冬の交通を考えたときに地下鉄は札幌にとって非常に重要」とおっしゃってくれています。ぜひ、その視点を入れて清田までの延伸計画を作成してください。
このところ札幌市内でも路線バスの減便が続いています。バス運転手の確保が難しくなっているのが大きな原因です。清田区内でも路線バスの減便が続いており、清田区内から札幌駅まで行っていたバス便が地下鉄福住駅でストップし、不便と負担が増しています。
札幌駅までの長い路線が減便せざるを得ないのは、運転手を長い時間、拘束することが出来なくなったからです。従って、これからの札幌のバス路線は、地下鉄駅までの短い路線が主とならざるを得ないと言われています。
しかし、清田区には地下鉄がありません。清田まで地下鉄を延ばし、そこから放射状に短いバス路線が伸びる交通体系が出来れば、バス減便時代になっても地域住民の安心感は高まります。今のままでは、地下鉄がない上にバスすらも年々減り続けていることに不安が募ります。
清田区は地下鉄がないために、市の中心部に行くのに時間がかかります。清田区民はその不便を抱えながら長い間、暮らしています。交通の便が悪いために、札幌の都市機能を十分に享受できない面があります。
特に、高齢者は悲鳴を上げています。やむなく地下鉄のある他区に引っ越していく高齢者もいます。清田区では高齢者が免許返納したくても、交通の便が悪いために、なかなか返納できません。
私たちが延伸を強く求めるのは、清田までの地下鉄建設を札幌市自身が高らかに発表・約束していた経緯があるからです。
札幌市は昭和54年、地下鉄50キロ構想を打ち出し、北野までの東豊線建設を打ち出しました。これは、札幌市の膨れる人口の受け皿として、農村だった清田区を宅地化し、その交通インフラとして地下鉄を位置付けたのです。
さらに、札幌市は昭和59年に完成した清田区の里塚斎場(火葬場)を造るにあたり、地元の合意を取り付けるのに何年もかかりましたが、その合意に至った切り札の一つが「見返りに地下鉄を建設する」というものでした。
その約束すら果たしていないのに、市は里塚斎場を里塚霊園の円形広場に新たに大きく建て替える構想を練っているやに聞いております。住民感情として、とても看過できるものでないことをお伝えします。
昭和60年には、福住からの沿線ルート(北野通ルート)と駅(共進会場、月寒東、北野)まで発表しました。
こうした市の動きを見て、清田区内に家を建て、引っ越してきた市民は数多くいます。清田区には広く住宅街が形成されましたが、それと一体であったはずの地下鉄はいまだに実現しないまま今日に至っているのです。
さらに2001年には、市は延伸想定ルートを国道36号線にして、駅(札幌ドーム、月寒東、北野、清田)を発表し、清田までの延伸方針を改めて打ち出しました。
こうした動きを見れば、市が市民に約束した地下鉄延伸を履行するのは当然ではないですか。
こういう経過があるからこそ、地下鉄東豊線建設促進期成会連合会は昭和56年の結成以来、地域の思いを受けて粘り強く札幌市に延伸を求めているのです。
【2】 地下鉄は清田区のまちづくりの要
札幌市は、中心部以外の市内の各地域のまちづくりを17か所の地域交流拠点を核に進めています。17か所とは、麻生・新琴似、北24条、平岸、澄川、真駒内、宮の沢、琴似、白石、大谷地、新さっぽろ、栄町、光星、月寒、福住、清田、手稲、篠路です。
この中で清田だけは拠点形成が進んでいません。第2次札幌市都市計画マスタープラン(2016年3月)で、清田は新さっぽろ、真駒内、篠路とともに「先行的に取り組みを進める拠点」と位置づけられているのも関わらず、拠点らしさが形成されず、人々が集まる地域交流拠点にはなっていません。
原因は明らかです。17の拠点のうち、清田だけが地下鉄もJRもないからです。地下鉄またはJRの駅がないために、バスターミナルもできません。これでは人は集まりません。
清田以外の地域交流拠点は、どこも地下鉄またはJRの駅があり、そしてバスターミナルやバス発着場が設置され、交通結節点になっています。地域交流拠点とは、まさに「地下鉄駅+バスターミナル」という交通結節点なのです。
札幌市は、現在の清田区民センターを清田区役所隣接地に移転新築する計画を進めています。少しでも地域交流拠点清田に人が集まるようにしようという市長の姿勢を私たちは高く評価しています。
しかし、新区民センターに行くバス路線が十分にないのです。区役所周辺つまり地域交流拠点清田にバスターミナルがないからです。
バスターミナルが出来ないのは、地下鉄駅がないからです。地下鉄駅がない限り、人の流れができず、バス需要は発生しないので、バスターミナルもできません。
清田区は1997年、豊平区から分離して誕生しました。そして新生清田区のまちづくりの計画として「清田区まちづくりビジョン2020」(目標年次2020年)を策定しました(1999年3月)。
この札幌市清田区が作成した公式ビジョンには、国道36号線と札幌御料真駒内線(厚別滝野公園通)が交差する地点を「地域中心核(地下鉄駅)」と位置づけ、地下鉄東豊線を福住駅から国道36号線沿いに清田まで延伸する計画がはっきりと記載されました。清田地区のイメージ図には「地下鉄清田駅」まで描かれたのです。
このことは、新生清田区のまちづくりの最重要課題は、地下鉄延伸だったことを示しています。そして今でも、清田区のまちづくりの要は、地下鉄延伸にある。このことに変わりありません。
ところが、清田区誕生から27年経っても延伸は実現せず、私たちは残念でなりません。
地域交流拠点清田の中心に建つ西友清田店が10月1日、イオン北海道に譲渡され11月22日、イオン札幌清田店としてオープンします。
イオン北海道は、札幌市が進めるまちづくりに関心が強い、地域貢献型の企業風土があり、地域交流拠点清田の形成に弾みがつくのではないかと、私たちは期待しています。
札幌市は、地域交流拠点清田がなかなか進まない理由の一つとして、「清田は新しい建物が比較的多くあり、建て替え需要が少なく、再開発を進めにくい」ということを説明してきました。しかし、西友清田店だった建物は、昭和57年(1982年)に建った建物で、老朽化しています。
イオン北海道はいずれ、この建物を建て替え、再開発するものと思われます。その際に、地域交流拠点清田まで地下鉄を延伸し、再開発ビルに地下鉄駅とバスターミナルを設置することはあり得るのではないでしょうか。
清田区の最大の課題は交通アクセスの問題です。区民の関心が高いのも交通アクセスの問題です。
地域交流拠点清田は、清田区のほぼ中央にあります。ここに「地下鉄+バスターミナル」ができれば、清田区のどこからでも交通アクセスは向上し、清田区の課題の大半は解決します。地下鉄延伸は、まさに清田区のまちづくりの要なのです。
【3】 北海道農業研究センターの土地活用―GXとラピダスを見据えて
私たちは、地下鉄東豊線の清田までの延伸にあたっては、豊平区の北海道農業研究センターの土地活用が大きなカギを握っていると考えます。これは秋元市長も同じだと私たちは、これまでの市長とのやり取りで感じています。
札幌市は、大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)の駐車場に新月寒体育館(仮称)を整備する計画を進めていると報道されています。
私たちは、新月寒体育館は札幌ドームの駐車場をつぶして建てるのではなく、当初の計画通り、北海道農業研究センターの土地(国道36号線と羊ケ丘通の間の土地)を取得・活用して、国道36号線沿いに建てるべきだと考え、市に要望してきました。
本来、札幌市もそれを考えていました。スポーツパーク構想を北海道農業研究センターの土地を取得して整備するとし、その核として新月寒体育館を整備すると私たちにも説明していました。
新月寒体育館を札幌ドーム駐車場に建てる構想は、昨年9月、突如、新聞報道され表に出てきました。
これはレバンガ北海道がプロバスケットボールBリーグの参入条件を満たすアリーナを2028年秋までに必要という切羽詰まった状況から、急きょドーム駐車場をつぶして新月寒体育館を建設する構想が浮上したものです。
ところが、レバンガ北海道のアリーナは、道立の「北海きたえーる」を整備することで決着がつきました。急いでドーム駐車場に新月寒体育館を造らなくてもよくなったのです。
それなのに、引き続きドーム駐車場に新月寒体育館を造る構想を進めている意味が私たちにはまったく理解できません。
そもそも駐車場がとてつもなく狭くなり、交通問題が発生するのは必至です。
新月寒体育館は、国と交渉して国道36号線沿いの北海道農業研究センターの国有地に整備することを検討してください。時間はあるはずです。
今年6月、政府は札幌市・北海道を「GX金融・資産運用特区」に指定しました。GX(グリーントランスフォーメーション)とは、洋上風力や水素エネルギーの導入など脱酸素社会の実現に向けた取り組みだと聞いています。
特に、札幌市は「水素サプライチェーンの構築を目指し、市内における需要創出に向けた取り組みを展開する」としています。水素は発電や熱エネルギーとして活用できるといいます。
こうしたGXを見据えた展開を、北海道農業研究センターの土地を活用してできないものでしょうか。例えば、クリーンな水素エネルギーを活用したまちづくり「水素タウン」の実現などです。クリーンな北国の都市・札幌のイメージに合う夢のある計画ではないでしょうか。
東京晴海では、東京五輪の選手村だったマンション街で、水素を活用したまちづくりが進んでいると聞いています。札幌でも何らかのGXの取り組みが、北海道農業研究センターの土地を活用してできるのではないでしょうか。ぜひ検討をお願いします。
ここの土地はかなり広く、GXの大きな柱の一つであるラピダス関連の用地や、パーク&ライドの駐車場(郊外から来た車をここに停め、中心部へは地下鉄を利用する施設)、札幌初の道の駅、樹林を活かした公園など様々な展開が考えられます。
地元では、北海道農業研究センターの土地が「街を分断している」という声が出ています。
北海道農業研究センターがたゆまぬ努力で北海道農業の発展を支えてきた輝かしい歴史は地元でも承知しており、高く評価し敬意を表します。
しかし、200万都市となった札幌の街なかで、今も稲作研究というのはいかがなものかと地元としては考えざるを得ないのも事実です。
何とか札幌市と国が折り合いをつけて、せめて国道36号線と羊ケ丘通の間の土地については、札幌市が取得できるように、市には特段の努力をお願いしたい。地域としても協力を惜しみません。
北海道農業研究センターの土地を活用し、その上で国道36号線下に地下鉄東豊線を延伸させることを私たちは求めます。
ラピダスの千歳進出という動きを踏まえて、北海道農業研究センターの土地活用と地域交流拠点清田の整備、その大動脈としての地下鉄延伸。これらの一体的なまちづくりのデッサンが必要であると私たちは考えます。
札幌市にとって、豊平区月寒から地域交流拠点清田に至るエリアは、千歳方面へのゲートウエイです。人や車の往来も増えており、札幌市は清田区の町内会にマイカー通勤の時差出勤を呼びかける事態にまでなっています。
地下鉄東豊線が福住駅止まりでは、あまりに中途半端です。千歳方面のゲートウエイである清田までの延伸が、ラピダスやGXで迎える新しい時代の交通インフラとして当然必要であると私たちは考えます。
【4】 公営交通なのだから―住民の足を確保するのは行政の責任
札幌市は上田市長になってから「採算性」を唯一のモノサシにして「地下鉄延伸は困難」と私たちに言ってきました。
私たちも採算性が重要なのは認識しております。しかし、「公営交通は採算性だけで判断するのはおかしい」と申し上げてきました。「住民の足」を守るのは行政の責任だからです。市営地下鉄は等しく札幌市民に供してしかるべき行政サービスの一つです。
北海道新聞「読者の声」欄に今年8月28日、地下鉄延伸について「公共交通に採算性なぜ必要」という投書が掲載されました。白石区の男性の投書でした。
「そもそも公共交通に採算性を求めるのが間違いではないか。住民が公共交通機関を利用してどこにでも行けるようにする『交通権の保障』こそ、国や自治体の仕事だと思う」
「公共の図書館が無料で図書の貸し出しをしていることに、採算性から異を唱える人はいないだろう」
この投書も、「住民の足を守るのは行政の責任」と言っているのです。
札幌市営地下鉄のうち南北線は累積黒字化を達成しています。しかし、東西線と東豊線は累積赤字を抱えながら運行しています。なぜでしょうか。それは公営交通だからではないですか。
「市民の足を確保する」「大雪が来ても確保する」「地域のまちづくりの要となる」「住民の暮らしを守る」「地域の活性化を支える」「地域の教育と福祉、医療体制を支える」など、採算性以外にも様々な観点から総合的に判断し、計画・建設されてきたのではないでしょうか。
地下鉄の福住―清田間のみ「採算性」を唯一の判断基準にして建設しないのは、おかしいと思います。
道外の他都市の市営地下鉄も、採算性だけでなく様々な観点から「総合的に判断」して建設・運行してきているのは明らかです。横浜市、名古屋市、京都市、福岡市など多くの市営地下鉄は、多額の累積赤字を抱えながらも、市民の足を確保するために運営されています。
赤字はもちろん好ましいものではありませんが、各都市とも市民の足を確保することを行政の責任と考え、採算性だけでなく「総合的な判断」をしているのだと思います。
秋元市長もこのところ、「総合的に判断する」とおっしゃってくれるようになりました。上田市長の時とは少し違う空気を私たちは感じています。
その上田前市長も「自分が市長の時は、『30年間で累積黒字』が国の認可条件だったけど、国が『公営交通は30年にこだわらない』と国会ではっきりと言ったのだから、札幌市も地下鉄延伸をちゃんと考えたらいい」と私たちに昨年、言明されました。
地下鉄の清田への延伸について、公営交通として、採算性だけでなく様々な要素を加味して総合的な判断をしていただきたい。
【5】 子育て世代の転入が続く清田区―発展の芽がある要素を延伸判断に!
清田区は、10代後半~20代の若い世代は他区などに転出する人が多いけども、30代の子育て世代になると逆に清田区に転入してくる人が多いというのが、ここ何年もの人口動態の特徴です。
清田区の令和5年(2023年)1年間の人口動態は次の通りです。
(札幌市資料。+は転入超。-は転出超、単位は人)
年齢 転入 転出 転入転出
0~4歳 340 162 +178
5~9歳 153 106 +47
10~14歳 93 73 +20
15~19歳 169 299 -130
20~24歳 498 932 -434
25~29歳 561 643 -82
30~34歳 485 357 +128
35~39歳 386 261 +125
若い世代(15歳~29歳)は転出が転入より多くなっていますが、子供(0歳~14歳)と子育て世代(30歳~39歳)は、転入が転出を上回っています。この傾向は毎年続いています。
若い人は、地下鉄がない不便さから清田区から出て行ってしまうけど、子育て世代になりと、緑が多く子育てしやすい清田区に魅力を感じて小さい子を連れて再び戻って来る、あるいは新たに移り住んでくる、そういう人が多いのだと思います。
清田区も高齢化は進んでいるけども、一方で、若い現役世代、子育て世代を吸収し、未来に向かって伸びている区でもあるのです。
札幌市は2020年3月に改訂した札幌市総合交通計画で、地下鉄延伸について「近年、清田区において人口が減少しており、事業採算性などを勘案した慎重な検討が必要」と記しました。
しかし、人口減はそもそも市が当初の計画通りに地下鉄を清田まで建設しなかったことが最も大きな原因です。それを棚に上げて「清田区は人口が減少しているから」というのは、到底、納得がいきません。
宮の沢など地下鉄延伸後の状況を見ると、地下鉄駅周辺の開発が進み、マンション建設など民間投資がなされ、人口が増え、人の流れも増えています。
清田でも、地下鉄が延伸されれば、周辺にマンションや商業施設、病院、ホテルなどが建ち並び、居住人口と交流人口がともに増え、その結果、市の税収も増えることが容易に推定されます。
ましてやラピダスの千歳進出で、千歳方面のゲートウエイの位置にある清田ですから、なおさらです。
地下鉄延伸に向けた需要予測をする際には、子育て世代の転入増といった要素に加え、清田地区(地域交流拠点清田)に交通結節点(地下鉄駅+バスターミナル)を造った場合の街の変化(民間投資増、人口増、税収増など)を想定して、総合的に検討していただきたい。
【結び】
さて、秋元市長は3期目に入り1年半が過ぎました。
秋元市長は3期目選挙の際、地下鉄延伸について「千歳にラピダスが進出するなど人の流れが変わる。雪害のことも考慮に入れて考えなければならない。思いは皆さんと同じだ。採算性はむろん重要だ。その上で様々な点を考慮して総合的に判断する」という趣旨のことをおっしゃってくれました。そこで質問があります。
■質問
「3期目に入って、地下鉄清田延伸ついて、具体的にどのようなご検討をされたのか、ご回答をお願いします。あるいは、今後、どのようなご検討をされるのでしょうか」
今回の要望3項目と、それの5つの観点からの説明へのご回答とともに、この質問にもご回答をお願いする次第です。よろしくお願いします。
私たち地下鉄東豊線建設促進期成会連合会は昭和56年(1981年)に結成し、今日まで43年間にわたり清田区への延伸を求める活動を粘り強く行ってきました。
活動の輪は確実に広がっており、今年、新たに豊平区の平岸、中の島、西岡、南平岸の4町連(町内会連合会)が新たに私たち期成会の構成団体となり、これで豊平区と清田区の全14町連が地下鉄東豊線建設促進期成会連合会の構成団体となりました。
さらに、株式会社アミノアップ(清田区真栄)も構成団体に加わり、地下鉄東豊線建設促進期成会連合会の構成団体は全部で20団体になりました。構成団体は以下の通りです。
豊平区9町連(豊平、美園、月寒、福住、東月寒、平岸、中の島、西岡、南平岸)、清田区5町連(清田、清田中央、北野、平岡、里塚・美しが丘)、清田地区商工振興会、札幌清田ライオンズクラブ、つしま医療福祉グプ、札幌清田ロータリークラブ、清田団地商店商工振興会、株式会社アミノアップ
私たちは、地下鉄清田延伸に関心を寄せる企業の輪が大きくなっているのを実感しています。ラピダスやGXなどの動きもあり、月寒から清田にかけてのエリアに注目が高まっています。こうした動きや思いをぜひ受け止めていただいて、地下鉄延伸のご判断をいただきたく存じます。
昭和54年(1979年)に「地下鉄50キロ構想」が発表されて45年が経ちました。南北線、東西線、東豊線合わせて総延長50キロ。札幌市の骨格となる交通インフラです。
このうちいまだに達成されていないのが福住―清田間です。その最後のピースを秋元市長に埋めていただきたい、道筋をつけていただきたいと望みます。
【地下鉄東豊線建設促進期成会連合会】
清田地区町内会連合会顧問 牧野晃
清田地区町内会連合会会長 猪野毛昭男
清田中央地区町内会連合会会長 鈴木亨
北野地区町内会連合会会長 岡本諒
平岡地区町内会連合会会長 中川 昇
里塚・美しが丘地区町内会連合会会長 平目伸二
豊平地区町内会連合会会長 中川昭一
美園地区町内会連合会会長 池田昭次
月寒地区町内会連合会会長 山田良一
福住地区町内会連合会会長 笹木彰
東月寒地区町内会連合会会長 有田京史
中の島地区町内会連合会会長 片桐伸一
平岸地区町内会連合会会長 鍔原睦男
西岡地区町内会連合会会長 沼田泰昌
南平岸地区町内会連合会会長 松浦孝之
清田地区商工振興会会長 山田敏夫
札幌清田ライオンズクラブ 水上悟
札幌清田ロータリークラブ 阿部哲夫
清田団地商店商工振興会会長 村本忠
つしま医療福祉グループ代表 対馬徳昭
株式会社アミノアップ会長 小砂憲一