地下鉄東豊線建設促進期成会連合会は8月1日(木)、清田区民センターで令和6年度定期総会を開催しました。冒頭、本期成会の牧野晃会長が挨拶に立ち、「地下鉄延伸は清田区民の悲願。延伸には地域の関心と運動の盛り上げが大切」と、呼びかけました。

 牧野会長の挨拶を、ここに紹介します。

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地下鉄東豊線建設促進期成会連合会の定期総会で挨拶する牧野会長

 皆様、こんにちは。地下鉄期成会会長の牧野でございます。

 本日は皆様方には大変ご多用の中、また、お暑い中、令和6年度の定期総会にご出席をいただき、誠にありがとうございました。

 さて、私たちの活動の中で大変重要なものの一つに、地下鉄延伸の要望書の提出があります。昨年11月、秋元市長に要望書を提出し、地下鉄の清田までの延伸を訴えてまいりました。

 総会議案の「令和5年度の活動報告」にありますが、その主なものを2、3挙げますと、

 1つは、地下鉄東豊線の清田まで延伸すること、それに合わせて清田にバスターミナルを設置すること。

 2として、オリンピック断念の今、月寒地区から清田にかけてのまちづくりの建て直しのこと。

 3つは、新月寒体育館は、計画通り北海道農業研究センターの土地に建設してほしいこと。

 そのほかとして、ラピダスの千歳進出への対応等であります。

 しかし、札幌市の動きは、今のところ表立って見るべきものはありません。

 秋元市長は、常々、「地下鉄の延伸については、皆さん方の気持ちと全く同じです」とか、また、最近では「大雪に強い地下鉄は、札幌にはぜひ必要だ」と言いながら、具体的な動きが見えないのは残念なことです。

 一方、最近の動きとして、道新に載っておりましたが、「地下鉄東西線手稲区延伸期成会」が6月19日、2万8000人の署名とともに秋元市長に手稲延伸の要望書を提出しました。宮の沢から北海道科学大学近くまでの約8キロの延伸を要望しております。

 また、地下鉄東豊線終点の栄町から丘珠空港への延伸要望の動きもあります。

 これらの情報を鑑みて、今や私たち期成会は、うかうかできない重要な局面に立たされていることを自覚しなければなりません。

 地下鉄東豊線の清田延伸について地域の関心と運動の盛り上げが大切です。

 先日の「清田ふれあい区民まつり」の際、祭り会場で地下鉄延伸のティッシュ配りをしたところ、皆さんから口々に「地下鉄欲しいね。清田は何もないでしょう」「雪の時、バスは何日も止まるし、地下鉄があればいいね」、そして高齢の方からは「生きているうちに間に合うべか」などと言われ、多くの方から激励されました。地下鉄延伸活動に弾みがつく感じでした。

 皆さん、地下鉄延伸は清田区民の悲願であります。

 区民の期待の応えるため、情報を正しく受け止め、今まで出来なかった活動、地域を盛り上げる活動を地域の皆様と共に実行に移すことが大切と思います。

 令和6年度活動計画では、課題でありました世論喚起重視の活動を中心に進めて参りたいと思います。

 各地区の町連会長、町内会長の皆様のご協力とお力添えを切にお願い申し上げ、総会のご挨拶と致します。よろしくお願い致します。